夏の名残りのバラ 〜前期を終わるにあたって |
2012年9月は記録的な残暑・猛暑となり教室で過ごすのもたいへんでした。それは階を追うごとに温度が上がり4階は、一番暑かったです。その中で子どもたちは、前期のまとめに一生懸命取り組みました。 1年生も国語、算数などの学習は、どのように行うのか、学校生活のルール・約束・決まりは、どういうものなのかだんだんとわかってきました。文字を自分のものにすることで世界が広がっていきます。その最初の50音からの学習でした。 大切なことは、物事をきちんと教えてできたならほめることです。ほめられるとやる気が出てきます。 特に低学年のうちは、飽きずに工夫し繰り返し教えていかなければなりません。リズムとテンポも大事です。更に「見つめる、話しかける、触れる、ほほ笑む」ことも子どもたちをなごやかにさせます。 先日、豊平公園を通った時にこの9月の暑さのせいかバラ園のところにまだたくさんのバラが咲いていました。それを見てすぐ「夏の名残りのバラ」(アイルランド民謡)を思い出しました。(日本名は「庭の千草」) 意訳:「夏の名残りのバラ一人寂しく咲いている/他の花々は既に枯れ散り/近しき花も芽も消え失せた/ 美しいバラ色を思い起こせば/ただため息をつくばかり/中略/直ぐに私も後を追うだろう/友情が崩れ去り/愛の光輪から宝石が濡れ落ち/真の心が枯れ果て/愛するものがいなくなったら/この荒涼たる世の中で/誰が一人で生きられようか」 ですから子どもたちには、大きな励ましが必要です。 そして子どもたちに言いたいことは、前期にやり残したことがあったなら言い忘れたことがあったなら今ならまだ間に合うかもしれないということです。フレデリック(絵本レオ・レオニ作)のようにこれから後期、冬を迎えるにあたりたくさん蓄えておくことも大切ですね。今の学年は後半年なのだから。 8月のジョイントコンサート、9月のワイワイ広場の取り組み、父の会の幌東野球大会etc.ご苦労さまでした。ワイワイ広場では、子どもたちも楽しく過ごしていました。遅くまでの準備、当日の活動、片付けなど本当にご苦労様でした。10月は学習発表会の季節です。後期の始まりです。また新たにがんばりましょう。 |