2011年  4月
  
  4月 5日(火) 四季「ライオンキング」観る。

  
   3、10、17日(日) ホメオパシー講座
     22日(金) 「七月エイサー」の講師を務める。
     23日(土) あべひろしの読み聞かせを聞いた。早乙女勝元氏講演会
     24日(日) 小泉るみ子、高田三郎(後藤竜二の兄妹)の話を聞いた。夜、子ども劇場

 4月29日(土)

 「霙が降って表は変に明るいのだ」よく睡眠をとった後は、いつもこんな風に起きる。うつらうつらしながら激動の4月をふりかえっていた。起きてみると玄関には息子の靴があり部屋のドアは閉まっていた。どうやら深夜に帰宅した模様だ。
 森有正氏が言うように「人間が軽薄でさえなければ…」と本当に思う。今回の家庭訪問でも多々あった。一つは、マンションの出口だと思って突き進んで行ったら顔面を強打した。そこは、ガラスが張られていたのだ。強打で終わってまだよかった。また入り口で違う部屋の番号を何回も押し続けていた。家の前まで行きながら引き返し電話しながらやっとたどり着いた。学校では、よく捜し物ばかりしていた。などなど数えればきりがない。
 しかし森氏自身「私はその反照ばかり見ている。」と述べているように彼もそういう体験をしていたので少し安心はしているのだが…
 
 4月には、耳の病院に2回行き精密検査を受けた。右の耳の耳鳴りがひどくなり飛行機に乗った時のような感じで自分の話す声も遠くにかすむ。最新の機械で耳のつまりをとってもらうとすぐ治った。その後の検査では、逆に左の耳の低音の聞こえが悪いこと咀嚼時の反応も弱いことがわかった。レントゲンを撮り説明を受けた。やはり小さい時の影響があること今後定期的に検査することを言われて帰ってきた。咀嚼(生きている反応)をしっかりしようと心に誓った。
 
 磯貝氏(声の磯貝メソッド)から「生徒から尊敬される声を出しなさい。」と言われた。しかし4月は、毎日その反対をしてきた。クラスには、「発達障害」の子が二人いる。一人は、多動でいつもうろうろちょろちょろしている。ちょっと目を離すともういない。それに影響される子が二人つるんで行動する。ほとんど毎日追いかけては、どなって説教している。そんなやり方では、根本的な解決にはならないとわかっているのだが。
 もう一人は、算数の「学習障害」できないと大声で泣き始める。これには、閉口してしまう。算数からすべてに広がりを見せている。つきっきりで教えていると先の子がうろうろ始める。そちらに行くとこっちが泣き始めるという具合だ。
 
 また4月には、全校の名簿作りもしなくてはならなかった。パソコン関係と集団下校の名簿だ。前者は、とうとう設定業者の方に頼み込み夜9時までかけて完成させた。後者は、前日になんとかできあがらせた。綱渡りの日々だった。残るは、学校HPの更新作業となったが、これがまたややこしい。
 
 多分こんなどさくさにまみれて、格好悪く教員生活も終わっていくのだなと予感している。それもまたよいと。いやいや最後までいけるかどうかも現時点では、わからないのだ。
 浜田省吾の「家路」を車の中でよく聴く。(耳が悪くなる原因だが)「どんなに遠くてもたどりついてみせる」と。