2011年  9月

11日(日) 
シアターキノで「海洋天堂」を見る。
昼からは、札幌子ども劇場の例会「飛べ夢飛行機」(劇団風の子)を見る。

24日(土) 
 このマンションに越してきてもう16年が過ぎた。リビングの正面に中島公園の木々と幌平橋を見て、堤防を行く車が見える。
 円山、三角山、遠くに手稲山を見る。全部登った山だ。右側に札幌市街のビル、テレビ塔の時間を表す数字も読める。左側に藻岩山。冬は、リフトの灯りが煌々と見える。
 
 引っ越してきたころには、ベランダで夜景を見ながら妻とともにお酒を飲み、和室でまだ小さかった子どもたちと川の字になって寝たものだった。

 自分の部屋からは、南に恵庭岳の雄姿、もう30年前にクラスの子どもたちと登った空沼岳が見える。あれは、体育の日で今考えるとよく登ったものだった。今は、そんなことはできない。
 一番最初この部屋に入った時は、夜で感激したものだった。

 息子の部屋からは、遠くに多分、夕張の山並みが、北の方には、樺戸山脈のピンネシリが見える。

 ここから見える四季の風景が好きだ。子どもたちがまだ小さい頃、一緒にベランダに寝転んで花火を見て楽しんだ。4人でジンギスカンも食べた。音楽をききながら日光浴も楽しんだ。
 
 空を見ているとあきない。昼は、雲の動きが、夕方には、真っ赤な夕焼けが、夜には、月が、それぞれの季節にそれぞれの様相で表れる。山を見ているとあきない。それぞれの季節の色があるのだ。
 
 今は、恵庭岳の上空に雲がかかっている。秋晴れだ。
この生活、この思い出を胸に刻んでこれからも進んでいかなければならない。