2013年 4月

逃げようとしていた自分に気づく

退職と同時に転勤を希望していた。しかし再任用は現在の勤務校であった。
陶芸家は、失敗作を地面にたたき割る。そんな心境だった。
教えた子が1年と5年にいる。失敗作とは言わない。
「これで精一杯だったのだ」と思いたい。

年をとることを楽しみにつとめきぬ一年一年をただ精一杯に(斎藤喜博)

ようやくこの句が実感として湧いてきた。
「苦手な親、子」と称して逃げの姿勢に入っていた。今の5年生は1年の時
担任している。その時、「5年後には退職だな」と考えていた。それが現実となる。
1年の時、私はその子らで救われた。どんな6年生になるか見ることができる。
今の1年生が5年後どんな6年生になるか私が望めばそれも見ることができる。
なんてよいことではないか。

そう考えよう。