2009年
・春間近か雨降る土曜一人起き久しぶりに歌つくりぬ気持ちも新たに
・人生の終盤に入りつつ何をする今の苦難を如何に打破する
・金曜の酒控え迎えたい貴重な土日生き返る時間
・改めて我の仕事見直して残りの日々を如何に使わん
・私の思考をまとめる三畳の仕事場1台のパソコンこよなく愛して
・長髪にジーパンはきたる若者はあれは自分か二十歳の頃よ
・長髪を風になびかせ歩きたる街は自分と思わざりしを
・長髪のあの時代のジーパンよもう一度帰れるならば
・亡くなりし父の病院前にいて子ども時分を思い出す今
・教室の黒板にある子どもの字最後に書いた学年末
・失われた10年を肩に背負い一人走る夕焼けの中
・川沿いのマラソンコースひた走る失われた10年悔やみながら
・あなたにとって得た10年私にとって失った10年なんとバランスのよい
・一人走る川沿いのコース10年の失われたものを数えながら
・わなだわなこれはわなだとあまいはなしこつこつはたらくのがいちばんいいってこと
・おっとととあぶないあぶないうまいはなしそんなものはありゃせんこつこつはたらくのがいちばん
・手をあらうインフルのなかわれはこんなに神経質でないはず
・窓だなにたまる1mの紙そのままに君は病気かと問いてみたくなる
・我が父の夢に見ていた交代劇50年後に実現す
・いたずらに過ぎ去りし日々の薄さかなただ時間だけが積み重ね