2011年
1月
・人を愛す純真な心いつか忘れいらいらした心が口を閉ざしていく (1日)
・元旦になんでこんなに人がいるデジタル元年家電売り場に (1日)
・笑っているほら楽しそうにもどらない写真の中の小さい子らよ(2日)
・初売りのチラシをにぎり急ぎ行く後十台のデジタルテレビへ(3日)
・エネルギーの火を入れに行き元気つく今年はじめてイトオテルミー(4日)
・正月の休み終わりて息子帰る職についた稚内の地へ(4日)
・今日の日もそれなりに過ぎ失敗もそれなりにあり酒飲み眠る(5日)
・大吹雪前が見えぬ息もできぬそんな日に研修にでる(6日)
・研修日昔の友と語り合う別れてからと今のことなど(6日)
・胃を病みて耳病む友と再見す我もまた体情けなくなり(7日)
・今日もまた友と学び元気つく講師先生の話に耳傾け(8日)
・「障害」を個性だと言う母親ありその人にとってかけがえのない子(9日)
・一人か然らずんば仲間とか生き方見せた浜田省吾健在なり(10日)
・今日もまた睡魔と闘い研修す生きることは学ぶこと(11日)
・父なのと間違えられし姪の誕生今日晴れて結婚していく(14日)
・先生は何歳なのという純真な子らの問いに素直に答えず(14日)
・後二年後二年と自分に言い朝の職場へこの道を通る(14日)
・あの時から遙か離れて再び聴くやさしさにつつまれて今は遠く(14日)
・男はべっぴんではなくどうなるトイレの掃除トイレの神様(14日)
・パノラマの銀世界を見る幸せ朝は朝で夜は夜で(15日)
・退職後に向けての試験今日受ける頭固く思い出せない(16日)
・冬休み雪の降るなか学校へまだ誰もいぬ一人の教室(17日)
・雪もやみ青空の下滑る滑る今年はじめて藻岩山スキー(18日)
・しばらくぶり子どもらの笑顔かなしきは自分のいらだち心平安に(19日)
・どの子らもやる気満々それをのばす教師の力たりぬ我が身は(20日)
・若い子の映画監督勇気もらうやはり言わなきゃアヒルの子に似て(22日)
・一週間の疲れ癒す土曜の午前たまっていた新聞を読む(29日)
8月
・くいもありくやしくもあり十年の取りもどすことはできぬと知れど(7日)
・高校の同窓会に出席すあの娘の覽に死去の二文字
・何ゆえにひれふすのか校長のひれふす相手の見きわめもつかず
・子ども手当をやめるならこちらも元に返せ教育基本法
・親にひれふす校長のあなたはテレビの見過ぎかまねか