2012年
5月
・流れゆく雲みつめるとゴールなどたどりつけるか不安つのらん
・一年後何をしているどこにいる退職の日を迎えた後に
・一つずつ終わっていく悲しみのこの気持誰ぞわからん
・息子いて今日帰らん稚内彼の幸せ願いよ届け
10月
・腰を病み一気に老いたこの秋の定年前の老教師
・毎日を振り回されるTとT最後の1年はこの子らとともに
・先生も後1年だからという降格人事ありかよ
・後1年なんのために働くか奴の人事に負けないため
・トラウマとなりし二人の校長録な管理職はいないものだ
・しつこさにうなされ深夜起きる夢にまで前の校長出てくるとは
・前乙女らの歌声ひびく夜の音楽室さてどうすべか
・現役最後の学習発表会劇は1年生とさるかにで
・ボールを一蹴り高鳴る歓声あふれる尊敬だって1年生だもん
・エンディングに選べし写真六年生の国語の授業立ち姿正面
・自分のことばかり考えるな他の人のことも考えなさいこれが最後の学級目標
・最後の合唱発表は飛べよ鳩よアムール河の波でいこう
・同僚と行くカラオケ意識不明の酩酊状態来年はこんなことないだろう